Japan-February 15, 2021, 04:00 PM
インフォアと2WS社がプロセスの標準化および全支店共通の事業管理モデルの導入を支援
あらゆる業界に特化したクラウド型業務ソフトウェアを展開する米Infor(以下インフォア)は、イタリアの洗練された、デザイン性の高いLED照明のブランドであるLinea Light Groupが、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の一環としてインフォアの製造業向けERP「Infor LN」を導入したことを発表します。本プロジェクトは、グループの情報プロセスを再定義して各営業拠点の事業管理を改善することが目的であり、インフォアのパートナー企業である2WS社がプロジェクト管理を担当しました。
Infor LNについて詳しくはhttps://www.infor.com/ja-jp/solutions/erp/ln をご覧ください。
1976年創業でイタリアのトレヴィーゾに本社を置くLinea Light Groupは、屋内外の照明システムとソリューションの設計および製造を専門としています。LED技術に特化した欧州初の企業のひとつとして、550名を超える従業員を抱える同グループは、イタリアを生産活動の拠点とし、トレヴィーゾに2つの管理拠点、そして米国と中国に製造サービスをローカライズするためのハブ拠点を置いています。営業活動は欧州、極東、アジア各地の支店や代理店で展開されており、一部の支店は倉庫管理業務も行っています。
Linea Light Groupがイタリアで使用しているIBM AS/400ベースのERPソリューションは、同グループの支店や代理店のさまざまなシステムと分断されていました。そのため、同グループは海外の事業活動を本社の方針と調和させ、データアクセスを簡素化し、情報ツールを使ってグループ間の活動を自動化、合理化、サポートするために、すべての現地法人に共通の事業管理モデルを定義する必要がありました。
そこで、Linea Light Groupは製造業のニーズを満たす理想的なERPソリューションとして、Infor LNを採用しました。2WS社は、意思決定からプロジェクトの導入フェーズにおいて、同グループを支援しました。
Infor LNの導入は、Linea Light Groupの支店や代理店の固有のビジネス要件を考慮して種類別に開発されたコアモデルの定義をもとに進められました。営業支店(再販業者)の管理、代理店の管理、そして最終的には倉庫管理も取り扱う支店管理のために異なるモデルが定義されました。
Linea Light GroupがInfor LNの導入により達成した主な成果は、プロセスの標準化、統合、そして簡素化です。共通の事業管理モデルを導入したことによって、社内情報の可視性を改善し、即座にデータにアクセスできるようになりました。その結果、グループ内の業務を自動化して合理化することができました。
現在進行中である本プロジェクトは、まずは英国の最初の営業支店のモデルを導入することからスタートし、続いて代理店のモデルを導入しました。Infor LNを英国とシンガポールの支店に展開した後に、フランスとポーランドにある支店の倉庫管理業務機能を統合した支店のモデルを2019年中に開発し、2020年にInfor LNを本稼働させました。その後、ドイツ支店へ順次展開され、さらに英国とシンガポールにおける財務管理にも拡張されました。
また、支店や代理店と本社間のデータフローを統合して自動化するために、従来のAS/400ベースのシステムとInfor LNとの統合インターフェイスを開発しました。2020年春には、Linea Light GroupのBIソリューションとInfor LNを統合し、ERPを使用するすべての支店の「セルアウト」と「セルイン」を完全に分析できるようになりました。
さらに、AS/400システムとInfor LNの連携には、Infor IONの統合テクノロジーを利用しました。標準ビジネス・オブジェクト・ドキュメント(BOD)を使うことによって、ビジネスパートナーや価格表、商品、販売提案書、発注書、そして買掛金請求書などのドキュメントをインポートおよびエキスポートすることが可能になり、企業内のフローを自動化することができました。
Infor LNの価値を際立たせる主な特徴は、システムの使いやすさ、多言語管理、高度にプロファイリングされたデータの可視性、そして情報の検索機能です。
今後、Linea Light Groupは、一般モデルを最適化するとともに、ドバイやロシア、スペインなどの海外支店や代理店に加えて、グループ内のイタリアの代理店にInfor LNを拡張することを検討しています。すでに定義されているビジネスモデルをベースに展開する予定であり、最終的には運用フローやロジスティクス・フロー、管理フローなどを最適化することを目指しています。
Linea Light GroupのCIOであるManuel Minute氏は、次のように述べています。
「Infor LNは、当グループに大きなチャンスをもたらします。Infor LNにより可視性を高めて、本社による管理とサポートを強化することで、ワールドワイドで業務を改善するためのDXを推進することできます。また、『ウェーブ』方式でプロジェクトを計画することで、機能を都度追加して、持続可能なペースでシステムを実装し、増分的にメリットを得ることができます。」
インフォア担当営業ディレクターのブルーノ・パガーニ(Bruno Pagani)は、次のように述べています。
「Linea Light Groupのような『メイド・イン・イタリア』ブランドをサポートできることを嬉しく思います。インフォアの革新的な技術と2WS社の優れた経験と専門性を組み合わせることで、同グループは俊敏性と柔軟性を手に入れ、事業運営を中央管理し、支社と親会社の統合を改善することができました。」
2WS社のマネージング・パートナーであるGiorgio Borgogno氏は、次のように締めくくります。
「卓越性を追求し、先頭をひた走るLinea Light Groupを支援できることを光栄に思います。同グループは、弊社のコンピテンシーと専門性に信頼を寄せ、業界に完璧にマッチするERPであるInfor LNを採用したことで、プロセスのデジタル化と標準化を実現しました。」
※当リリースは、2021年1月26日にイタリアで発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
< https://www.infor.com/news/linea-light-group-chooses-infor
>
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