イタリアの食肉加工会社Levoni GroupがDX推進のためにインフォアのクラウドERPを採用

インフォアとAtlantic Technologies社が革新的なモデルの採用、プロセスの変革、および従業員の働き方改革を支援

あらゆる業界に特化したクラウド型業務ソフトウェアを展開する米Infor（以下インフォア）は、保存肉の製造を専門とするイタリアの歴史ある食品加工会社であるGruppo Levoni社が、インフォアの食品・飲料業界に特化したクラウドERP「Infor CloudSuite Food & Beverage（F&B）」を採用したことを発表します。インフォアのERP「Infor M3」とオペレーティング・システム「Infor OS」をベースとする本クラウドERPは、Levoni社のデジタルトランスフォーメーション（DX）の実現を支援します。本プロジェクトは、インフォアのゴールドパートナー企業であるAtlantic Technologies社が全面的に支援しています。

Infor CloudSuite Food & Beverageについて、詳しくは https://www.infor.com/ja-jp/products/cloudsuite-food-and-beverage をご覧ください。

1911年創立のLevoni社は、高品質な保存肉の代名詞であり、イタリアの厳選された原材料と熟練した職人技により、産業システムの品質保証および安全基準を満たしています。Levoni社は、100%イタリア製の製品を、イタリア国内1万店以上のデリカテッセンと世界中の50カ国で販売しています。現在4代目となるLevoni社は、700人の従業員を抱え、その卓越した品質を特徴としています。

Levoni社は、パンデミックを契機として、市場の大きな変化と激しい競争だけではなく、消費者が品質や透明性、持続可能性への関心をさらに高めていることを受けて、製造プロセスをデジタル化することで、新しい購買者の習慣や消費者の需要に対応しつつ、高い効率性を担保することを目指しました。

Levoni社は、複数のソリューションを慎重に調査した結果、食品業界の複雑なプロセスを管理し、同グループのニーズに対応するための理想的なプラットフォームとしてInfor CloudSuite F&Bに注目しました。Infor CloudSuite F&Bは、より迅速に成果を得られるように、業界固有の機能とあらかじめ定義されたベストプラクティスを搭載したグローバルなERPシステムであるInfor M3をベースとしています。Infor CloudSuite F&Bによって、ユーザーはより正確に需要を計画し、グローバルなサプライチェーンや工場内で変化し続ける需要に迅速に対応できるようになります。また、食品・飲料業界に特化したオペレーショナル・エクセレンス機能を提供することで、高まり続ける透明性やトレーサビリティ、食品安全性、廃棄物削減の要件を満たすことができます。本ソリューションによって、同社は、屠畜場と保存肉製造という全く異なるプロセスの両方を1つのツールで管理できるようになり、農場から食卓まで完全なトレーサビリティを実現することができます。

さらに食品・飲料業界向けのシステム導入支援プログラムである「Infor Implementation Accelerator for Food & Beverage」は、グローバルで同業界を支援してきた知見をベースにあらかじめ定義、構成したプロセスが提供され、Infor CloudSuite F&Bを差別化しているとLevoni社は評価しています。Infor Implementation Acceleratorを利用することで、世界中で実証された業界のベストプラクティスを起点に、新しいプロセスを作成し、既存のプロセスを変更することが可能になり、絶え間ない市場の変化に即応するための俊敏性を手に入れることができます。

Infor CloudSuite F&Bの導入によって、Levoni社は、従業員、サプライヤ、そして協力会社がつながる統合エコシステムの論理を取り入れ、要求が厳しく意識の高い消費者の需要のあらゆる側面を管理できるようになります。また、Atlantic Technologies社が作成したテクノロジー・ロードマップのおかげで、Levoni社は、効果的なプロセス管理とシステム統合の基盤を構築し、異なる業務分野間の相乗効果および同社のビジネスにとって価値のあるインサイトを創造することを目指します。本ソリューションは、イタリアおよび米国の事業所に分散する約230人のユーザーが使用する予定であり、同社は1つのシステムでグループ全ての活動を管理し、ビジネスの全体像を把握できるようになります。

新しいERPソリューションを実装することは、同グループのアプリケーション・ランドスケープを変革する最初のステップとなります。今後は、同グループの拠点の製造ラインにおけるさまざまな統合や、新製品開発プロセスに特有の課題を分析するとともに、ビジネスニーズを満たす企業設備管理ソリューションを選定する予定です。

Levoni Groupの情報システム・ディレクターであるRoberto Pigni氏は、次のように述べています。
「Infor M3をImplementation Accelerator for Food & Beverage と組み合わせることで、当社のプロジェクトの目標を達成できると確信しています。新しいエンタープライズソリューションの採用によって、グループ内の全ての会社を同じツールで管理することができます。また、Implementation Acceleratorを使用すれば、可能な限り標準機能を活用しながら、一般的な『白紙の状態』からではなく、業界プロセスのベストプラクティスを起点として、プロジェクトの分析フェーズを進めることができます。」

Pigni氏は、次のように続けています。
「Infor OSプラットフォームは、他のビジネスアプリケーションとのインターフェイスとビジネスプロセスの自動化の両方を管理できる非常に強力なツールであると思います。また、食品業界に特化した製品ライフサイクル管理（PLM）機能や企業設備資産管理ソリューションなどを追加できる拡張性も高く評価しています。」

インフォア・イタリアのセールス・ディレクターであるブルーノ・パガーニ（Bruno Pagani）は、次のように述べています。
「国際的に『メイド・イン・イタリア』を代表するLevoni社のような一流企業を支援することは、インフォアにとって大きな誇りです。食品・飲料業界は、急速な需要の変化への適応をさらに進めなければならず、新たな顧客の要望に応えるための柔軟性、俊敏性、そして高い安全性と規制へのコンプライアンスが求められています。食肉加工業界に特化したインフォアのテクノロジーと、Atlantic Technologies社の優れた専門知識を掛け合わせれば、Levoni Groupのイノベーションプロセスを加速させ、その成長を支援できると確信しています。」

Atlantic Technologies社のバイス・プレジデントであるAngela Colucci氏は、次のように断言しています。
「当社はLevoni社と協業して、同社のイノベーションプロセスを先導できることを非常に誇りに思います。当社は、需要の進化に追随し、製品の真正性への意識を高める消費者の需要を満たせるように、世界中の食品業界の企業を支援してきた確固たる経験があります。インフォアの革新的なテクノロジーとAtlantic Technologies社の専門的なコンサルティングがあれば、Levoni社は同業界の複雑な課題に対処し、収益性と回復力を担保することができるでしょう。」

※当リリースは、2021年2月24日にイタリアで発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
< https://www.infor.com/news/levoni-infor-digital-transformation >

●インフォア、インフォアジャパンについて
インフォアは、業界特化型のビジネスクラウドソフトウェアにおけるグローバルリーダーです。世界175か所以上の地域で67,000社以上のお客様に対して、より多くの価値を、より少ないリスクで提供し、持続可能な運用優位性を実現するよう設計された、ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションを展開しています。インフォアの17,000人の従業員は、深い業界の専門知識やデータに基づくインサイトを活用して、新ビジネスや業界特有の課題を解決するための創造、学習、迅速な適応を推進できるよう支援します。インフォアは、最新のツールにより、お客様のビジネス変革とイノベーションの加速を請け負います。さらに詳しくは< https://www.infor.com/ >（英語）をご覧ください。

インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは< https://www.infor.com/ja-jp/>をご覧ください。

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