フットウェアブランドの Crocs はこのほど、サプライチェーン関連情報をメディアで発信する Supply Chain Now の Scott Luton 氏とのウェビナーに参加し、Infor(R) Nexus Factory Management でサプライチェーン業務を改善して「巨額の資金を節約」することのメリットについて話し合いました。Infor の Jon Runkel と Crocs の Chris Thorndike 氏にスポットを当てて、1 時間に及ぶ軽快なトークとその後の Q&A からの重要なメッセージとインサイトのハイライトを紹介します。
この取り組みで Infor Nexus を導入したところ、支払いサイクルが 26 日から半日に短縮し、サプライヤーの満足度が高まり、Crocs とのビジネスの拡大をサプライヤーが熱望するようになりました。同社の紙ベースの事務作業は消滅し、期日を超過した未払い額が 1,200 万ドルからわずか 500 万ドルにまで減少するなど、支払い対象全体で大幅な節約になりました。
Infor の Jon Runkel は Crocs の取り組みについて、その強固な基盤によりサービスを容易にデジタル化でき、スピーディーかつ自動の支払いが実現したと指摘し、デジタル化によって、人員を増やすことなく驚異的な速さで規模を拡大できたことを強調しました。
Infor Nexus Factory Management は、梱包、労働要件、サプライチェーンプロセスの標準化、受領プロセスの合理化を通して Crocs のビジネスをサポートし、同社とそのサプライヤーに可視性というメリットをもたらします。
自動化によって、Crocs はプロセス全体で膨大な数の電話、メール、その他のやり取りを排除できるようになりました。協業も改善され、最近のプロセス変更では、Crocs が頼っている大量のスプレッドシートと手動のデータ入力をなくす取り組みが行われています。オーダーコラボレーションにより、こうした手作業や大量のメールが排除されます。
人、プロセス、テクノロジーにフォーカスするエンゲージメントは、自社ビジネスを理解してプロセスを自動化されたシステムへと変換するのに不可欠です。成長と効率性をもたらし、自社ビジネスとパートナーに価値を提供する唯一の手段なのです。
Infor の視点から見ると、この関係 (および変革への道のり) を通じて、サプライチェーンにおける市場とビジネスを知り、ピンチを好転させ、必要な機能を追加し、問題解決に向けて親身にサポートし、さらなる効率化の機会を常に模索します。
全編の視聴やさらなるインサイトをご希望の方はウェビナーをご覧ください。サプライチェーンから面倒な手作業が排除されるまでの経緯や、新型コロナウイルスが主要ブランドに及ぼした影響も紹介しています。
最後に、ウェビナーに参加していた TEKTOK の Karin Bursa 氏の、次の最終的な意見について考えてみてください。「彼らは単に Crocs としてではなく、ネットワークとして戦っています。熱心な取引パートナーのネットワークであり、成長を促進し、インフラ整備と成長の実現をサポートしているのです」。
移りゆく世界における Crocs の歴史
創業から 20 年以上にわたってフットウェア業界に革新を起こしてきた Crocs は世界中で知られているブランドですが、その野心はいまだ衰えず 2026 年には収益 50 億ドルを目指しています。当初 6 種類だったスタイルと色は 600 種類以上に拡大。2021 年には靴メーカーの Hey Dude を 25 億ドルで買収し、複雑化が進むビジネス環境で事業を展開しています。成長のサポートと課題への対処
Crocs のグローバルキャパシティプランニング担当ディレクターを務める Chris Thorndike 氏とそのチームは創業以来、大半の時間を手動のプロセスと紙ベースの事務作業に費やしていました。その状況を一変させたのが、サプライチェーンと調達から支払いまでのプロセスをデジタル化し、プロセスのデジタルツインを作成する取り組みでした。この取り組みで Infor Nexus を導入したところ、支払いサイクルが 26 日から半日に短縮し、サプライヤーの満足度が高まり、Crocs とのビジネスの拡大をサプライヤーが熱望するようになりました。同社の紙ベースの事務作業は消滅し、期日を超過した未払い額が 1,200 万ドルからわずか 500 万ドルにまで減少するなど、支払い対象全体で大幅な節約になりました。
Infor の Jon Runkel は Crocs の取り組みについて、その強固な基盤によりサービスを容易にデジタル化でき、スピーディーかつ自動の支払いが実現したと指摘し、デジタル化によって、人員を増やすことなく驚異的な速さで規模を拡大できたことを強調しました。
完全デジタルの未来に向けて
Crocs は中国への依存を減らしつつ、よりグローバルな靴メーカーになることを目指しており、数年前までは 10 社に満たなかったサプライヤーも今では 20 社にまで増加しました。デジタル化と自動化により、新たなサプライヤーや工場とはオンラインでつながれるため、製品ポートフォリオの拡大が迅速化し、同社のチームがより価値の高いタスクに注力できるようになります。Infor Nexus Factory Management は、梱包、労働要件、サプライチェーンプロセスの標準化、受領プロセスの合理化を通して Crocs のビジネスをサポートし、同社とそのサプライヤーに可視性というメリットをもたらします。
自動化によって、Crocs はプロセス全体で膨大な数の電話、メール、その他のやり取りを排除できるようになりました。協業も改善され、最近のプロセス変更では、Crocs が頼っている大量のスプレッドシートと手動のデータ入力をなくす取り組みが行われています。オーダーコラボレーションにより、こうした手作業や大量のメールが排除されます。
長期的な関係の力
Chris Thorndike 氏は、Infor のようなソリューションプロバイダーとビジネスの間で強固な関係を築く必要性にも焦点を当てました。こうした関係は (サプライヤーや工場との関係と同様に) 信頼できる人物との長期的な関係である必要があります。関係の構築は 1 つの問題に対するその場限りの解決策ではありません。人、プロセス、テクノロジーにフォーカスするエンゲージメントは、自社ビジネスを理解してプロセスを自動化されたシステムへと変換するのに不可欠です。成長と効率性をもたらし、自社ビジネスとパートナーに価値を提供する唯一の手段なのです。
Infor の視点から見ると、この関係 (および変革への道のり) を通じて、サプライチェーンにおける市場とビジネスを知り、ピンチを好転させ、必要な機能を追加し、問題解決に向けて親身にサポートし、さらなる効率化の機会を常に模索します。
全編の視聴やさらなるインサイトをご希望の方はウェビナーをご覧ください。サプライチェーンから面倒な手作業が排除されるまでの経緯や、新型コロナウイルスが主要ブランドに及ぼした影響も紹介しています。
ウェビナー後…
結論の段階で全員が接続を切ってしまい、その後の質疑応答が静まり返ってしまったコールやウェビナーを何度経験したことがありますか? Supply Chain Now ではそのようなことはありません。良い質問をする熱心なオーディエンスがいて、コールの後も質問が続きました。重要な点を一部紹介します。この成長に拍車をかけ、このようなインパクトのある変化を可能にした 1 つの重要な要因は何だったと思いますか?
Infor Nexus を利用しようと思った元々の動機は、純粋にコスト削減とビジネスのしやすさでした。 P2P は、複雑なビジネスプロセスを伴っていたので、導入を開始するのが楽ではありませんでした。しかし、P2P と Factory Management が成功を収めたことで、Infor Nexus が提供製品を拡大し続けるための重要なパートナーであることが証明されました。電子インボイスの導入から学んだことをお話いただけますか (長所と短所) ?
P2P については、複雑で、社内のファイナンス、会計、オペレーションチームの関与と供給ベースを伴うものである、と認識しています。この規模のプロジェクトでは、スタートでつまずかないように内部で同意を得ることが不可欠です。支払いサイクルが短縮したとのことですが、消費者の需要が変化してからサプライチェーンがその変化に気付いて対応するまでのタイムラグには何か影響がありましたか?
対応のタイムラグは、支払いサイクルの短縮による直接的な影響を受けませんでしたが、サプライヤーとの関係が劇的に改善され、より予測的なサイクルが実装されました。複雑になるとサプライチェーンのコストが非常にかさみます。この取り組みは売上原価と販管費のどちらにより大きな影響を及ぼしましたか?
Crocs は戦略的に何をリードしようと取り組んでいると思いますか? あなたは、ご自身のビジネスを差別化するために何に取り組んでいますか? Infor Nexus P2P、Factory Management、オーダーコラボレーションは売上原価と販管費の両方に影響を及ぼしましたが、最終的に影響を定量化するのは非常に困難です。スケーラビリティに対する影響が甚大です。最後に、ウェビナーに参加していた TEKTOK の Karin Bursa 氏の、次の最終的な意見について考えてみてください。「彼らは単に Crocs としてではなく、ネットワークとして戦っています。熱心な取引パートナーのネットワークであり、成長を促進し、インフラ整備と成長の実現をサポートしているのです」。
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