Japan-May 28, 2021, 03:00 PM
Infor CloudSuite Automotiveにより複数事業体の統合と変革を支援
業界特化型クラウドカンパニーである米Infor(以下インフォア)は、オランダの工業用ファスナー製造の専門メーカーであるNedschroef社が、コストの削減と効率化を目的とした業務のモダナイゼーションを図るために、自動車業界に特化したクラウドERP「Infor CloudSuite Automotive」を採用したことを発表します。
Infor CloudSuite Automotiveについて、詳しくは https://www.infor.com/ja-jp/products/cloudsuite-automotive をご覧ください。
Nedschroef社は現在、大規模な変革を遂げようとしています。1894年に設立された同社は、いくつかの分野で成長を重ねた後に複数の自律型組織を統合し、様々な事業部門から成る1つの企業体となりました。また、成長の最終段階として、モダンな統合ERPシステムを導入することによって、「1つの働き方」に統一することを目指しました。そのためには、新しいビジネスモデルに合わせたデジタル戦略の刷新が必要となります。この戦略では、機械などの社内プロセスから、サプライチェーンシステムなどの社外プロセスに至るまで、エコシステム全体が統合されます。そこで、Nedschroef社が必要としたのは、標準化されたソリューションと自動車業界の知識を持つテクノロジーパートナーでした。
ソフトウェアサプライヤの選定プロセスは、2018年に始まりました。Nedschroef社は、アナリスト企業であるガートナー社とともにERP市場を調査し、多くの専門分野にわたる複数のチームを社内に設置しました。各チームは、それぞれが異なる分野に注力しながら、Nedschroef社の将来性を確保するという共通の目標を目指しました。すでにInfor XPPSというERPを使用していたNedschroef社は、そのERPを刷新すべく提案依頼書(RFP)を提示しました。様々なサプライヤ候補を徹底的に評価した結果、インフォアの業界に特化した知識とシステムの組み合わせがNedschroef社の業務要件を満たし、同社のビジネス目標達成に即座に貢献できると評価され、インフォアが選択されました。また、自動車業界や製造業に固有の要件を満たす統合プラットフォームであることも、重要な決め手となりました。
Nedschroef社のCIO兼ITディレクターであるJoris Te Molder氏は、次のように述べています。
「当社が過去にインフォアのERPを使用した経験があることは、今回の選定プロセスには無関係です。決して、初めからわかりきっていた結論ではありませんでした。適切な人材を用意し、明らかに相応しいソリューションを提案してくれたからこそ、インフォアを選択しました。最終的には、専門分野チームが全員一致で、Infor CloudSuite Automotiveが適切なソリューションであると合意しました。」
Infor CloudSuite Automotiveは、インフォアのパートナー企業であるMerino Consulting Services社の協力の元、段階的に導入されます。本ソリューションは、バルセロナとドイツのシュロツベルクにあるNedschroef社の2つの拠点にすでに実装され、本稼働しています。残りの拠点については、2021年から2024年までの間に展開される予定です。Infor CloudSuite Automotiveの導入によって、Nedschroef社はコスト削減とリスク軽減に加え、生産性を質的にも量的にも大幅に向上させることができるようになりました。
Joris Te Molders氏は、次のように述べています。
「インフォアと当社、Merino社は、良い時も悪い時も一丸となって取り組んでいました。日曜日の夕方であろうと火曜日の朝であろうと、チームはいつでも私たちのためにいてくれました。まだ実装の初期段階ではありますが、彼らと共に旅を続けられることを楽しみにしています。」
インフォア・ベネルクスのバイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターであるキー・ヴァン・デ・ホーテン(Kees van den Houten)は、次のように述べています。
「Nedschroef社のように革新的な企業にインフォアのプラットフォームを提供し、同社が自動車、航空機、機械用の部品供給に専念できるようになることを大変誇りに思います。これは、業界のトップランナーが、プロセスの標準化とモダナイゼーションによって、組織全体をさらに高いレベルに引き上げるという実例です。Infor CloudSuite Automotiveは、自動車業界に特化し、同業界の業務を最適化するように設計されています。このAWS上で稼働するマルチテナントクラウドソリューションは、すべてのシステム間を統合的にリンクすることで、Nedschroef社が生産性を向上させるとともに総所有コストを削減し、イノベーションをより迅速に採用できるよう支援します。また、本ソリューションは、サプライチェーンに関するインサイトを提供し、トランザクションを追跡するための詳細なツールも用意しています。」
Infor CloudSuite Automotiveは、自動車業界向けに設計されているだけでなく、グローバルに事業を展開する企業にも理想的なソリューションです。Nedschroef社がIoT(モノのインターネット)やマシン接続の分野をさらに発展させ、統合EDI機能を活用できる機会を提供します。また、インフォアのマルチテナントクラウドのもう1つの利点は、インフォアのビジネスインテリジェンス(BI)が使えることです。これによって、意思決定とレポート作成プロセスを飛躍的に迅速化することができます。
※当リリースは、2021年5月6日にオランダで発表されたリリースの抄訳をベースにしています。
< https://www.infor.com/news/royal-dutch-nedschroef-infor-cloud
>
●Nedschroef社について
オランダのヘルモンドに本社を置くRoyal Nedschroef社は、125年以上にわたって世界中で革新的な工業用ファスナー技術の象徴となってきました。Nedschroef社のインテリジェント・エンジニアリング、高品質ファスナー、個別成形技術ソリューションは、自動車、運輸、航空、機械製造業界で使用されています。同社は、高度な技術ノウハウの伝統を、モダンな製造プロセスとデジタル技術に融合させています。世界有数のファスナーメーカーであるNedschroef社は、10カ国20拠点で2,300人を雇用しています。2014年以来、Nedschroef社は、Chinese Shanghai Prime Machinery Company社(PMCグループ)の傘下に入っています。詳しくは、www.nedschroef.comをご覧ください。
●インフォア、インフォアジャパンについて
インフォアは、業界特化型のビジネスクラウドソフトウェアにおけるグローバルリーダーです。世界175か所以上の地域で67,000社以上のお客様に対して、より多くの価値を、より少ないリスクで提供し、持続可能な運用優位性を実現するよう設計された、ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションを展開しています。インフォアの17,000人の従業員は、深い業界の専門知識やデータに基づくインサイトを活用して、新ビジネスや業界特有の課題を解決するための創造、学習、迅速な適応を推進できるよう支援します。インフォアは、最新のツールにより、お客様のビジネス変革とイノベーションの加速を請け負います。さらに詳しくは< https://www.infor.com/ >(英語)をご覧ください。
インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくは< https://www.infor.com/ja-jp/>をご覧ください。
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インフォアジャパン株式会社 PRデスク(株式会社アクティオ内)
E-mail:Inforjapan-pr@actioinc.jp
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